【コラム連載】面接対策 第3弾

こんにちは、EDIX採用担当です。
『面接対策』としてコラム連載をさせていただきましたが、今回はその第3弾になります。
第3弾は、面接中の場面別でのポイント【中編】です。

引き続き、ご紹介する内容は『EDIXの採用』にのみならず、ITエンジニアとして転職を志していらっしゃる方に参考にしていただけたら幸いです。

【場面4:将来どうしたいか?ウチで何をしたいか?という問いに対して】
ここで考えなくてはいけないのは、『企業はどのような人物を求めているか』です。
スキルや経験がある方?それとも、やる気のある方?
両方とも正解です。
ひと言で表すならば『自社に貢献してくれる方』というのが端的な表現になるでしょうか。

では自社に貢献してくれる方とはどのような方でしょうか。
突然ですが、皆さんは『Will・Can・Must』というのを聞いたことがありますか。
自己分析やモチベーション維持、仕事において成果を出しやすくするためのフレームワークとして、Webで検索していただくとたくさんの候補が見つかります。 興味のある方はWebで検索してみてください。

ズバリ『自社に貢献してくれる方』とは、上の図の[CanとMust]または[WillとMust]の重なる領域が大きい方です。

[CanとMust]の重なる領域が大きい方についてはイメージが付きやすいかと思います。
「やってきたこと」と「期待されること」が一致している方、言い換えると業務内容は変えず環境(在籍企業)を変えたい方になります。
おそらくこちらに該当する方は、Win-Winに内定がいただける方ではないでしょうか。

一方で[WillとMust]が重なる領域が大きい方は、面接において「やりたいこと」の伝え方に注意が必要です。
よく面接官が「ミスマッチだな」と思う例として、求職者の方が最初に希望をドーンっと伝えてしまうケースがあります。

たとえば、プレイングマネージャーやSEを募集している企業で、面接官から「将来はどうしたい?」と聞かれたときに、
「将来的には手を動かすのではなく、上流工程やプロジェクト管理、マネジメントをやっていきたいです」
と返答したら面接官はどのように思うでしょうか。
「えーっと、ウチはSEにしてもリーダーにしても手を動かすんだよね、経験はありそうだけど希望と合わないかな~」
なんてリアクションが想像できます。
面接官のリアクションを見て慌てて、
「でも今は手を動かすことが必要だということはわかっているし、手を動かす人を探しているなら全然問題ないです」
と言っても「最初に話したのが本音でしょ」と後の祭りです。
つまり、本当はWillとMustが重なる領域が大きいにも関わらず、回答次第でWillとMustが離れて感じてしまっているのです。

大切なのは『自社に貢献してくれる方』と感じてもらうことです。
もちろんそのために「やりたいこと」を我慢しましょうということではありません。
気をつけなければいけないのは”Will・Can・Mustの伝える順番”です。
まず、伝える順番を

1.Must(期待されていること)
2.Can(できること)
3.Will(やりたいこと)

にしてみてはどうでしょうか。
「私は”Must”(=期待されていること)に応えられるように頑張りたい。そうすると”Can”(=できること)が増えてくる。そこで信頼をいただけるようになったら”Will”(=やりたいこと)を実現したい」
と回答したら、WillとMustが離れているとは感じられないのではないでしょうか。
“Must”で『会社への貢献』を伝えているため、”Will”が伝えやすくなりませんか。
ぜひご自身のキャリアビジョンと照らし合わせて話の構成を作ってみてください。

他にも気をつけたいこととして、WillとMustの重なる領域は大きいですが、Can(これまでの経験)の重なる領域が小さくなっている状態(今までと業務内容・開発環境が異なる転職を希望する場合)、いわゆる背伸びをしている状態についてです。
たとえば、これまでプログラマとして活躍してきた方がプロジェクトリーダー募集の求人に応募したとします。
そうすると、WillとMustに対してCanの重なる領域が小さくなり、面接官は『自社で貢献してくれる方』であるかをしっかり見定めてきますので、ご自身の強みの訴求であったり、他の候補者との差別化となるプラスアルファのアピールが必要になってきます。

このような【背伸び型】の一種として、SES企業⇔受託開発企業⇔自社開発企業⇔(メーカー企業などの)社内SE間での転職においても同じことがいえ、上記以外にもたとえば、これまで経理をやっていた方がプログラマ職に転職したいというような【キャリアチェンジ型】も同様になります。
こういった場合のアピールについてはまた別の記事で詳しくご紹介します。

今回は【場面4】のご紹介が長くなってしまいましたので、続きはまた次回にご紹介させていただきます。
ぜひご確認ください!

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